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田舎に移住する前に知っておきたかったこと



今回は、移住したいなーとか

移住ってなにしたらいいの?とか


心構えというか、

私たちが移住前に知っていたらもう少し色々な動き方があったろうなと思った点と

私たちがなぜに自分たちがラッキーだと思っているかを書きたいと思います。



私たちは紆余曲折あって今は食堂を営んでいます。


田舎に住みながら畑したいなぁ

ゆっくりした時間の中で暮らしたいなぁ


などなど移住に対する思いは人それぞれ多種多様にあります。


移住するには、職・住の確保は必須だと思います。


職に関しては移住する場所にもよると思いますが、

私たちが住むこの加西市にはイオンや工業団地もあります


職にこだわらなければ働く場所はあると思います


あとはテレワーク可能な方は強い

どこでも仕事ができるというのは大きな強みです


まあ、そんなスキル私たちにはなかったので

移住する前に住みたい地域の仕事の種類のリサーチはしておいた方がベターです


もう一つ重要なポイント、住まいですよね


理想は高く持っていても構わないと思います


ただ、そう易々と見つかるものではありません


私たちもいろんなところをインターネットや自分の足を使って探しました


条件としては安く、ある程度幅のある道路に面していること

あわよくば手直ししなくて住む物件でした


結果から言うと安ければ手直しは絶対、

すぐ住めるよーという家は1000万円を超えてきます


これは不動産屋さんのHPに載っていたり、

市などが管理する空き家バンクと言われるところに掲載されているものです


田舎の過疎問題が大きくなり、

空き家が多いと言われる中

不動産屋さんや市を通して売りに出されている家の数は少ないです


よりどりみどりというわけにはいきません


お金があって、もう悠々自適の隠居生活なの!という方以外は

できれば安く抑えたいというのが本音のはずです


“売りたいけどどこの誰だかわからない人には売りたくない“


“管理は大変だけど売るのはちょっとハードルが高い“


など現地の売りたい物件を持て余している方はたくさんいらっしゃいます

しかしなかなか売るまでには至らない


この問題が結構大きいです


売りに出してるけど結局売ってくれなかったりってこともあります


私が思うに、やっぱり人を見てるんだと思います

この人になら譲っても良いと思える人を探してるんちゃうかな?と思う節もあります


なので、

“一定期間、できれば2〜3ヶ月移住予定地に住んで

その土地の人と知り合い、物件を紹介してもらう“

という選択肢もあると思います


「もっと良いとこあるのに」

「紹介したったのに」


めちゃくちゃ言われますw


でもやはり田舎です、

仲良くならないとこんなこと言ってくれません


私たちのことを知った上で言ってくれるのです


ということは、一定期間その土地に住まないと

こういう話は舞い込んできません


今はそういう制度もあるようです


物件探しの期間、安く宿泊できる施設を提供してくれるところも!


ぜひ住みたいと思った土地に短期滞在システムがないか調べてください


短期滞在することで現地の方の特性みたいなものもわかって一石二鳥だと思います


大前提として自分自身がオープンでなければならないし

誠実であらねばならないという条件はあります


まあでもこれは

住んでからも変わらない条件ですね


好かれる隣人になることが最短ルートな気がしますw



あ!余談ですが、私たちが非常に困った問題を1つお話しようと思います


さぁ良い物件を見つけた!契約だー!と私たちは

田舎の物件売買知識ほぼゼロの状態で契約を交わしました

(私たちの場合は不動産屋を介して物件を購入)


農地付き物件だ!母の夢の大きな家庭菜園ができるぞーと

胸躍らせたのも束の間、農地問題にぶち当たります


ここで言う農地問題とは、農家でない者が農地を農地として購入できない問題です


不動産屋を介して購入しましたが、売主の方と直接やり取りする必要があったので

司法書士の方を交えて契約は進められました(全部の物件が同じかどうか

わかりません)

契約が終わるまで不動産屋からは一切上記の農地問題は教えてもらえませんでした


後日、農地の部分だけ“仮登記“になっていることを

司法書士の方に尋ねると色々と教えてくださいました


農地を本登記するためには農家にならないといけないこと(私は今書類上農家です)

農地の分のお金は払ったけど、本登記するためにはまたお金がかかること


仮登記のまま置いておくと権利は10年

10年後に返せと言われれば返さないといけない  らしいw


えええええええ?!

いや、教えてくれよ、おい

めんどくさ!

宅地にしてから売ってくれよ!


すみません、口が悪いですね


それくらい衝撃でした


・農地を農地として取得するためには新規就農しなければならない


・新規就農するためには農地を3反持っていなければならない(地域によって面積は違います)

 →購入した物件についている農地が規定面積に満たなければ借りるという手もあります

 ただ、借りると年間の水代がかかるのと、賃料が発生したり、もちろん草刈りなどの管理必要です

 近くで借りれれば良いですが、遠いとだいぶしんどい


・色々と書類がややこしい

 →地域によると思いますが、住む地域とは別の地域で借りる場合、その地域の農会長などの承認が

 必要だったりします

(自分でハンコ貰いにいかないといけないのでめっちゃ緊張するし初めは不審がられますw)


・お金結構かかる(8万円くらいかかりました)



そりゃ口も悪くなるでしょうw


兎にも角にも農地問題は農地付き物件が欲しい人にとっては結構大変だと思います


空き家バンクから購入すれば、特約で農家にならなくても農地取得できると聞いたので

その方が楽で安心なのでおすすめです

※ただ、加西市は登録件数が少ないです、がんばれ加西市!


農地問題は意外と落とし穴だと思います


いや、私たちが無知だっただけでしょうか?


そんなこんなで私たちは物件購入が叶いました

ですが、同じ方法はあまりお勧めしません



【おすすめの移住方法】

●移住したい地域の働き口を調べる

●移住したい地域に短期滞在制度がないか調べる

●移住したら得られる特典がないか調べる

●どんな物件があるか空き家バンクを見る

●その地域の移住課に問い合わせる


⭐︎短期滞在が叶うなら⭐︎

●挨拶大事

●ご近所の方と仲良くなる

●自分の思いを色んな人に伝える(希望の物件の条件など)

●できる限り地域の行事に参加する(楽しいのでぜひ)

●滞在期間で自分とその土地の空気が合うか見極める


短期とはいえ、一週間などでは地域性や人となりはわかりませんし

自分がどんな人かも相手に伝わらないと思います


少なくとも2〜3ヶ月はかかるんじゃないでしょうか

願わくば一緒に草刈りとか作業系など体験できれば

仲良くなれるチャンスだと思います



私たちがラッキーだったことといえば、

住む地域の方々と全くコンタクトを取らずして移住しましたが

温かく迎え入れていただけたこと


本当にいい距離感で、居心地のいい場所です


これは賭けだったし、その賭けに勝って良かったと心底思うことです


なので、私たちと同じ方法で移住しても

皆さんが賭けに勝つとは限らないので

確実に自分らしく過ごせる土地を見つけられる方法をとって欲しいです


お試し滞在なら、もしここは自分には合わないとなっても

また違う地域を探せばいいわけです


初めからハイリスクに自ら飛び込む必要は全くないです

自分のペースで安息の地を見つけてください


どんなに素敵な場所でも自分に合わなければ住まなくていいと思います


ただ、一歩目をそんなに怖がる必要もないとも思います


今は良い制度がたくさんあり、サポートしてくださる機関も多いです

大いに活用して心豊かに暮らせる場所をゆっくり探すことを楽しめたら素敵だと思います



あ、一応加西市のいいところをw(私たちの住んでいる地域しかわかりませんが。)

◎災害が少ない

◎田舎すぎず生活しやすい

◎ご近所さん素敵

◎お店を応援し、見守ってくれている



良いところいったので、マイナスポイントもw

◎水道代高い(大きい川がないので仕方ない)

◎市県民税など市に払うあれこれ高い(市民よ増えろ!)

◎産婦人科がなくなった(子供を産むときは市を出ないといけない。これどうにかならんのかな?

ここ市民増えない要因の一つだと思います!移住課の課長には言っておきました。)




長々とすみません、

私が移住に関して色々と感じることです

もしかしたら情報が間違っているところもあるかも知れませんので

移住をお考えの方は一度、移住希望地の役所の方になんでも相談することをお勧めします



移住をお考えの方はのの食堂でもお話聞きますので、

お食事がてらおしゃべりしましょう



ではでは、今回はこの辺で


長文読んでいただきありがとうございました!



のの姉



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